厚いのは面の皮だけじゃなかった
我が家には３匹の猫がいる。 完全に家の中で飼っている。 友人の家で生まれた猫をもらってきたので、おそらく彼らは外の世界を知らない。 オスが２匹にメスが１匹。 同じ母猫が生んだきょうだいだ。 生後半年ほどで、手術もしており、生殖機能はない。 それでも、外で野良猫たちが騒いでいれば、ソワソワするし、窓の外で行為が始まれば、三匹並んで、興味津々で覗いている。...
View Articleストライキ
ジプニー＆モルティカブのストライキをするという情報が入ってきた。 昔は、こういう情報は、現地のテレビなんてぜんぜん見ないから、まったく知らなかったけど、今やFBでバンバン入ってくる。 「明日、ストライキなの？」 と、一応、隣の息子に確認してみる。 「へ？」 と、ハトが豆鉄砲食らったみたいな顔をしてる・・・ そして、 「マニラだけだよ。」 と、言い切った。...
View Article奥義
ある朝早く、スマホがなった。 テキストだった。 私はすでに起きていたし、活動もしていたが、常識的な時間ではなく、例えば、携帯電話会社からのプロモとかの部類ではない・・・ となれば、誰かが私に用があり、わざわざテキストしてきているわけで、見ないわけにはいかない。 こんな朝の忙しい時間に何なんだ？ と、見ると・・・...
View Article人手不足
知り合いに、「アイラインドホッピングを手伝ってくれる人、いない？」と聞かれた。 仕事のないフィリピン人なんてゴロゴロいる・・・ と、安請け合いしてしまった。 家に帰って、早速、近所の人に声をかけてみた。 が。 ウチの近所に、仕事がなくブラブラしている若者なんていなかった・・・ いるのは、年寄り、もしくは、何かと黒い噂の絶えないワケアリのみ。...
View Articleおみやげ
ある日、唐突に、夫からバックの写真が送られてきた。 「これ、ほしい？」 と、メッセージが入る。 何のことやらさっぱりわからない・・・ 写真をよくよく見ると、ぜんぜん興味がないからわからないけど、どっかのブランドのバックみたいな？ 「いらない！」 と、速攻で返信。 すると、今度は別のブランドの写真を送ってきた。 「これは？」 ・・・あんた、一体、私と何年、夫婦やってんだよ？...
View Article日本行き
子供たちは長い夏休みに入った。 毎年、この長い夏休みには、どちらかの息子を日本に行かせている。 そして、今年は長男の番である。 ３月に入ったあたりから、そろそろチケットを手配しないと、と、私ばかりがあせっていたが、当の本人は、のんきなもんである。 こちらの学校は、一年ごとに始まり、終わる。 だからふつうは途中で編入なんてできなくて、入学するには、新学期を待つしかない。...
View Article誤解
日曜日しか休みがないが、だからといって、家のことを誰かがやってくれるわけではない。 メイドくらい雇えよって思われるかもしれないが、雇ったところでまともな家事などしてはくれないし、こちらのストレスが溜まるだけだ。 この辺で雇われているメイドなんて、所詮は口減らしで田舎から出てきた感じの人が多くて、ハナから仕事をするという意識もない。 しかし、先日も記事にしたように、それすら人材不足らしいし。...
View Articleへんな人
私は毎日、仕事に行くのにモルティカブに乗る。 こちらの習慣として・・・ 朝、起きてから水浴びをする。 ドライヤーで髪を乾かすなんてことはしないので、濡れたままモルティカブに乗りこむ。 排気ガスやほこりなどの中を疾走し、目的地に着くころにはすっかり乾いている・・・ いや、乾きすぎて、爆発ヘアになる。 職場について、まずすることは、髪をとかすこと。 そのブラシは、ほんの数日で真っ黒になる。...
View Article祭りに喧嘩はつきものだ
夫が帰ってきている。夫がなぜこの時期に帰って来たのか？ それは集落の祭りがあるから。 私からすれば、この辺の祭りなんて、何が楽しいのかまったく理解できない。 小さな教会の周りに、普段は小学校の近くにいそうな、安かろう、悪かろう的なおもちゃが売られていたり、子供でも平気で現金をかけて遊ぶギャンブル屋台があったり。 窓ガラスを震わすくらいの大音量のディスコなんぞ、もはや公害以外の何物でもない。...
View Article焼肉のタレ事件
普段、一緒に暮らしていない人がいるって、何かと生活のリズムを崩される・・・それはもちろん夫のことだ。 それでも、ここ何年かは、言いたいことは山ほどあるけど、言葉を無理矢理飲み込み耐え忍んでいる。「一年にたった三週間のことだ。我慢、我慢・・・」 夫婦ってのは、こうなるといっぱしなのかもしれない。 なんて、我ながらオトナになったかも、と思っていた・・・ が。 事件は起こった。...
View Articleスネる
我がファミリーには、海外で暮らす人が数名いる。 フィリピンならば、一人もいないなんてことはないのかもしれないが。 夫に、日本人男性と結婚している夫のいとこ２名。 それにアメリカ人と結婚した叔母さん。 最近、この海外組４名のうち、３名が揃って里帰りしていた。 先週末にアメリカからやって来た叔母さん・・・ 仕事から戻ると、我が家はもちろん、周辺の家ももぬけの殻で・・・...
View Articleまた来年
無事に夫は日本に戻りました。 持ってきた金なんかはとっくに使い果たしたのだろうが、向こうから言ってこない限りは、こっちからわざわざいう必要はない、と、ほとんど我慢大会のような、来日前の数日であったが、このまま放っておいても問題がなくなるわけじゃーない。 と、考え直し、 「アナタ、買うものがあるんなら、今日しかいっしょには行けないけど？」...
View Article愛の逃避行
職場の同僚が突然いなくなった。 あれ？さっきまでいたよね？ヤツ、どこ行った？ みたいないなくなり方で・・・ 最初は、事件や事故に巻き込まれたのではとかなり心配したが、実はヤツ、こういうの初めてじゃなく、ほかのスタッフは冷静だった。 数日後、ヤツの目撃証言なんかがチラホラと聞こえてくるわけで、いわゆる「バックレ」だった。...
View Article仰向けでいこう
次男はもうすぐ１４歳になる。 以前のようなキレ芸は、さすがに落ち着いてきたが、それでも機嫌が悪くなり、怒り出す場面もままある。 それがものすごく自己チューすぎる・・・ 日本の方から中古のi Phon 5 をもらった次男であるが、改造してフィリピンでも使えるようにしたのはいいが、いつの間にか電話が通じなくなっていた。 何でもSIMが反応しなくなったとか。 それでも、そのi Phon...
View Articleあの時君は若かった
先日、知り合いとカオハガン島という島へ行った。 この島、日本のメディアでも取り上げられることもしばしばあり、知る人ぞ知る有名な島だ。 そして何を隠そう私のフィリピンデビューはこの島なのだ。 「何もなくて豊かな島」という本を図書館で見つけ、仕事を辞め、世界を周る計画の、ぽっかり空いていた最初の一か月をここで過ごすことにして来たのが、今から１８年前のこと。...
View ArticleYAMIRAC
少し前までは、私の住んでいるところは、本当に田舎で、その辺に空き地がいっぱいあって、ヤギだの牛だのを放牧されてたんだけど、いつの間にかビルが建ったり、レストラン街になっていたりしている。 ウチの隣も、そんな感じで、コリアンタウンになっていて、レストラン、コンビニ、カラオケ、ネットカフェなんかが建ち並んでいる。...
View Articleガードマンのお仕事
運転免許証の話。 更新手続きをしたが、カードの在庫がないという理由で長い間受け取れず、ようやく出来上がってきたら、なぜか性別がいきなり男性になっていて、変更手続きをしたはいいが、なかなか免許証が出来上がってこなかった・・・ 要約すればこれだけの話だが、ここまで来るのに、免許センターに数えきれないほど出向いているし、すでに更新から２年が経っている。 確か最後に行ったのは、半年前くらいだったかな。...
View ArticleWater boy trap thief
仕事場に泥棒が入った。 今までの仕事場でも、何度かそういうことがあった。 が、それは事務所に誰もいない夜間に忍び込まれての盗難であった。 しかし、今回のは、ちがう。 たまたま私はその日は休みであったのだが、以下は同僚の話・・・ 事務所のガロンの水の配達員を装い、入って来た。 見慣れない顔ではあったが、態度は堂々としており、それらしく見えたそうだ。 そして、水の注文を聞いてきた。...
View Article治る病院
長男が熱を出した。 日曜日の夜だった。 昼間はどこかに出かけて、夕方帰って来てから、いきなり熱が出た。 それでも、夕飯はしっかり食べた。 なので、風邪引いたんじゃないの？くらいに思って、とりあえずルル飲ませて寝かせた。 月曜日の朝、まだ熱は下がっていなかった。 ３８度くらい。 仕方がないから学校は休ませる。 しかし、朝から、 「腹減った。」...
View Article
